【トガニ 幼き瞳の告発】huluのおすすめ映画レビュー【2020年5月時点】

『トガニ 幼き瞳の告発』の画像

こんにちは、佐藤です。

huluは2014年9月から加入しており、5年以上視聴を続けています。
そんなヘビーユーザーがおすすめするhulu公開中の映画をご紹介します。

なお、記事の後半は、映画を鑑賞して私が得た考えや教訓を共有させていただきます。

今回ご紹介する映画は、『トガニ 幼き瞳の告発』です。

リンク先:https://www.youtube.com/watch?v=urBji64pxzs

2011年公開の本作は、本場の韓国では衝撃作となりました。

この作品の見どころは、

  1. 韓国の社会的な闇について直球で描いており
  2. 実話ベースで進むストーリーを生々しく映像化し
  3. 映画公開後、鑑賞した韓国市民の多くが声を上げた結果
  4. 韓国の法律を変えるまでに至った

というところでしょう。

勿論映画はエンターテインメントですので随所で脚色はあるでしょうが、この映画は実話をベースにしています。

権力を持った人間の欲望に対し、何かしらストッパーが無いと行くところまで行く。この映画を一言でまとめるとこうなります。

2020年5月時点のYAHOO!映画の評価点は、5点満点中4.08点の高評価作品です。

さて、ここからはこの映画を見た私の個人的な感想です。ネタバレも含むのでこれから視聴予定の方はご注意ください。









この映画の概略【映画公開後の流れ】

ある聴覚障害者学校に赴任してきた主人公がある日、教師が生徒へ暴力を振るうのを目撃する。
その日以降、主人公は学校内で何が行われているのかを独自で調査し、学校では日常的に暴力・性的虐待が行われていたことを知る。
同じぐらいの年齢の娘を持つ主人公は看過できず、生徒たちと協力して性的虐待を行っていた室長(校長)・教師を訴える。
主人公たちは裁判で徐々に加害者側を追い詰めていくが、相手の搦め手からの行動により一気に形勢が逆転し、敗北する。そして…。

といった内容です。

改めていいますが、この映画は実話をベースにしています。

映画公開後、そのことがこの映画を観た韓国市民に火をつけ、声を上げさせ、映画のモデルとなった高校を廃校に追いやり、韓国政府は『トガニ法』(障害者女性に対する虐待の厳罰化、13歳未満への虐待に対する公訴時効の撤廃)を制定する。

これがこの映画の一連の流れです。

実話だからこそ、人間の欲望を忠実に再現している

『性欲』は人間の三大欲求の一つです。個人差はあれども、人は必ず持っています。

そして人は必ず、何かしらのフェティシズムを持っています。

この映画では大人が(同性も含む)子供に対して、一方的な性的欲求を満たそうとし、それが聴覚障害者というある種の陸の孤島のような場所で行われています。

この学校の室長(校長)が周到なのは、学校外では人格者として扱われており、『この人が悪いことをするわけがない』という固定概念を周囲に植えつけていることです(警官にもワイロを贈っている)。

つまりは、室長は学校内では絶対的な権力者の地位に座っています。

果たしてそんな人間が、自分のフェティシズムを満たせる環境に身を置いた人間が、我慢を続けるでしょうか。

別の言い方をします。

人間は歳月を重ねたり知識を深めると、ある種の未来予測が出来るようになります。

  • 自分はこの行動をとった結果、
  • こうなる可能性がある。
  • だから実行しよう(実行するのをやめよう)

映画の室長においては、

  • 自分はこの行動をしたい。
  • それが発覚した場合はどうなるのか。
  • 社会的な罰はあるが、どう転んでも大事にはならない

という未来予測が出来てしまいます。そう仕向けたとも言えますが、要は我慢をする必要がないのです。

人間、幾度となく自分のフェティシズムを満たせる機会が訪れれば、一度ぐらいはという行為に及んでしまいがちです。

そしてその行為に対し、罰が与えられなければ、常習化します。

これが犯罪に走るマインドです。

相手の気持ちを考えること

社会的にアウトな自らのフェティシズムに対し、どう抵抗すればいいのか。

我慢は、いつか爆発する。

大事なのは自分のモラルを育てることでしょう。

20世紀を代表する作家、司馬遼太郎(竜馬がゆく、燃えよ剣、坂の上の雲などの著者)の言葉で、

『やさしさは、本能ではない。だから、私たちは訓練をしてそれを身につけねばならない。』

という一文を思い出しました。そしてこうも言っています。

『その訓練とは、簡単なことだ。例えば、友達がころぶ。ああ痛かったろうな、と感じる気持ちを、そのつど自分でつくりあげていきさえすればよい。
この根っこの感情が、自己の中でしっかり根づいていけば、他民族へのいたわりという気持ちもわき出てくる。』

自分勝手が許される環境にあっては、自分本位の行動をとってしまう。

この映画では室長がそれにあたりますが、現代社会においてこの状況に当てはまる人は少なくないと思います。

どれだけ偉くなろうとも、どれだけ権力を持とうとも、『他人をいたわる』気持ちを抱き続けなければ身を亡ぼすでしょうね。

最後に

この映画はバッドエンドです。実話をベースにしていますので、現実世界においても映画公開前はバッドエンドの世界が広がっていました。

それをエンターテインメントの力で人を変え、行動を変え、法律まで変えたこの映画は素晴らしいと思います。

まだまだhuluには素晴らしい映画がありますので、まだhuluに加入していない方であれば、一緒にhuluをはじめませんか?

このレビューに対するコメントなんかも貰えたらうれしいです。

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